昨日、15年ぶりくらいに野球観戦をしました。
まあ15年前は親に連れられてでよくわからんままだったので、真剣に見たのは人生初です。
まあね。パワプロをブログ作ってほぼ毎日更新する程度にやってる身としては現実の野球にも目を向けてみようかなと思い、見に行ったわけですよ。
その過程としてオリックスのファンクラブに入った(3000円)ことは特筆することではない。
クソ貧乏なので600円(ファンクラブ割引)で外野自由席を購入して行きました。
いやぁ。面白かったですね。というか感動しましたね。なんだかわかりませんが。
まず外野なので「遠くて見辛いかなぁ」と思ってたらそうでもなく、選手の位置や投げてる姿は確認でしました。
打球は光の影響や速すぎて追えないことがしばしばありましたが、オリックスファンのみなさん(僕もなんだが)の反応で大体わかったのでまあ楽しかったです。
「プロ野球選手ってすごいなぁ」状態でしたね。
なんやかんや言うてバッターボックスから外野まで距離あるんですが(常識だと思いますが)、それを飛ばすのを目の当たりにしたら感動して感動して。本当凄いですよ。
ライトに座ってたんですがライト方向に飛んできたときとかゾクゾクしましたね。本当に素晴らしい。
それを取ったりする選手も凄かったです。僕なんか離れて見てるだけなのに目で追えませんから。
で、応援団の人たちも素晴らしかったですね。全然バファローズの応援歌を知らないクソにわか状態(ファンクラブ入ってるのに)で行ったので全然わかんなかったんですけど、こう雰囲気で後半のほうはちょっと歌えたりしましたよ。
特に宗選手と吉田正尚選手の応援歌は好きですね。カッコよかった。宗選手は川端選手の流用らしいですが。
多分応援団の人たちいなかったら面白さ半減しただろうなぁ。いや、本当に良かったです。外野自由席にして良かった…。席自体はショボかったのが残念でしたけど、まあ安いのでしょうがない。
で、まあプロ野球観戦って
「野球選手とファンで作っていく舞台」
みたいな感じがしましたね。野球の試合なんですけど何というか「見世物」なんですよ。あれは。
観客参加型の舞台みたいな。応援団は観客でもあり演出家でもあるんですよね。もちろん応援歌を歌う観客も演出家の一人です。
スポーツ観戦をしたというよりは、観客参加型のイベントに行った感触が強いですね。スポーツ観戦なんてまともにしたことないですけど。
やっぱりテレビをぼやきながら見るのとは訳が違うと思いましたよ。本当に訳が違う。
応援歌歌ってる最中に選手が凡退したりすると応援歌が急にフェードアウトしていくのも面白かったですね。こう…「Oh...」っていうのがよく分かって。真剣に応援してる様はとても美しい。
野球って1プレイ1プレイに魅力があるのがいいですよね。打ったらそりゃそれだけで魅力なんですが、三振するのも投手の視点から見たら面白いですし、凡退でも守備が仕事をしてくれるのでそれで魅力。
フライなんか攻撃側はワクワク、守備側はドキドキじゃないですか。それがとても良かったですね。「お?どうなるんだ?」ってなって。
点が入った瞬間は涙が出そうになりましたよ。なんというか野球選手の凄さに感動して。本当に敬意を払いましょう。
で、ここからが本題というかちょっと言いたいこと。
それで思ったんですけど、応援の最中にですね。攻撃中にセンターにフライが上がったときにこう言った人がいるんですよ。
「落とせ」
「はぁ?」ってなりまして。
そりゃね。攻撃側だから失策してくれた方がいいのはわかりますよ。そりゃこっちが有利になりますわな。でもさ。
お前、プロ野球選手に失策期待するって無礼にもほどがあるだろ?
って、思ったわけですよ。いや割かしイラっとした。これはいけませんよ。
「野球選手とファンで作っていく舞台」って気障ったらしい言葉使ったんですが、まあこれを言いたいのもあってそういう表現にした。
応援で声を出している以上、観客であると同時に役者でもあるわけですよ。舞台に上がってるわけ。ってことはそれなりの礼儀ってもんが必要なんですよ。
同じ舞台にいる人間には最高のパフォーマンスを期待しましょうよ。なんでミスを期待するんですか。あなたは何しに来たんですか。それは応援ですか?違うでしょ?
そもそもなんですけど
選手に聞こえるかもしれない音量でよくそんなことが言えるな
って思いますよ。無礼にもほどがある。一体何を考えてるのか。
テレビとかで言ったりする分にはまだしも(それでもおかしいけど)、本人に聞こえる範囲で言うとか頭沸いてますよ。
野球に限らず勝負ってものは互いに最高のパフォーマンスを叩き出して、そのぶつかり合いが凄いから面白いんですよ。
だからプロ野球選手はあんなに多額のお金貰ってプレイしてる。なぜならその価値があるほどのパフォーマンスだから。そのぶつかり合いが面白いから。
それを「ミスしろ」って、その選手の努力の否定ですからね。なめとんのかって話ですよ。
思うのは勝手だけど口に出したら戦争ですよ。ふざけてんのかって話です。
というかそんなに失策が見たいなら草野球でも見ればいい。
もう少し「応援」というのが何なのか考えたほうがいい。少なくとも「贔屓に都合のいい展開を望むこと」ではない。
僕は「贔屓の力になること」だと思いますがね。何でもいいんですけど。
少なくとも相手チームでも「落とせ」と言われている選手がいたら野球選手はカチンと来ると思いますよ。一般の観戦者の僕ですらこうなんですから。
相手チームの選手にもそれなりの敬意を払いましょう。
つーかプロ野球選手にキッチリ敬意を払いましょう。彼らは凄いです。
小心者なのでこんなブログでしかゴチャゴチャ言えないんですが。
あと、これとは別に楽しみ方を間違えないようにね。
三振や凡退したら贔屓の選手を責めるんじゃなくて相手の投手や守備が凄かった。
打たれたら贔屓の投手を詰るんじゃなくて、相手打者が凄かった。
失策したら罵倒じゃなくて声援を送る。
これが一番楽しめると思いますよ、僕は。だって文句を言ってもストレス溜まるだけでしょ?文句を言ったらスッキリするのかも知れませんが、そもそも文句を言いたい状況を作らなければいいだけなんですよ。
プロ野球選手に敬意払ってれば「こっちの方が凄かった」で済む話なんです。弱いほうじゃなくて強い方に目を向けましょう。
その方が面白いと思うよ。贔屓に目が向くのはわかるんだけど、「何が贔屓の選手のためになるのか」考えて行動したほうがやっぱりいいし、楽しい。
野球観戦に限らず、この精神は広めていきたい。
とりあえず楽しかったので、また行きたいですね。今度はこういう無礼な連中がいないともっと楽しいです。
以上。